コーチングで受け止めることができる、受け止めることができれば相手を本当の意味で理解できていると『こころプロジェクト』では定義しています。もし、あなたと部下と2人で山登りをしていた時、頂上に先にたどり着いたあなたは、部下に向かってこう言います。
「おーい、早く登ってこい」しかし、部下は動きません。
なかなか動かない部下を見ているあなた、だんだんと苛立ちはじめ「早く登って来いよ」と怒鳴ってしまいます。
こんな現象って会社で起こっていないですか?
こんなとき、どうしたら部下は動いてくれるのでしょうか?
上司は部下のところまで下りて行って、声を掛けたり、休憩を一緒に取ったり、相手の状況を把握して理解してあげることが大切なのです。
怪我をしているのかもしれません。体調が急に悪くなったのかもしれません。
一辺倒に「早くこい」では人は動かないのです。
コーチングのコーチの語源は「馬車」です。
馬車は人を乗せて要望の場所まで送り届けます。
コーチングもまた「その人が望む場所へ伴走すること」を指しています。
なので、コミュニケーションの中で、コーチングのスキルを習得することは重要な要素として位置付けています。